日常を脱ぎ捨てて、碧い果てへ。支配人の沖縄逃避行

午前六時の空港

皆さんは、自分の輪郭がぼやけてしまうほど、何かに「疲れ」を感じることはありませんか?
Annex の支配人として、毎夜誰かの欲望や孤独に向き合う日々。
それは私の誇りであり、生きる意味でもあるけれど、時折、胸の奥に溜まった澱が呼吸を苦しくさせることがあります。


モデルとしての自分、支配人としての自分……。
重なりすぎた仮面をすべて剥ぎ取って、誰も私を知らない場所へ行きたい。
そう思って手配したチケットは、ずっと憧れていた場所、沖縄への片道切符のような招待状でした。

逃避という名の、贅沢

空港の冷たい空気と、出発を待つ独特の喧騒。
いつもの黒いコーディネートに身を包んでいるけれど、心の中は不思議と空っぽです。
「本当に、一人で行くの?」
鏡の中の自分に問いかけてみる。
誰かに依存していないと壊れてしまいそうな私が、あえて誰の熱も届かない場所へ向かおうとしている。


それは、私なりの小さな反抗であり、自分を取り戻すための儀式。
これまで、仕事で数え切れないほどの場所へ行き、カメラの前で微笑んできました。
でも、今回の旅に「正解」のポーズはいりません。
ただ、沖縄の強い風に吹かれて、私の歪んだ承認欲求も、拭えないストレスも、すべてを砂浜に置いてきたい。

空の上で、仮面を下ろす

機体のエンジン音が響き、地面から離れる瞬間。
私の身体を縛り付けていた、目に見えない糸がふっと切れたような気がしました。
スマホの通知を切り、ライブチャットのレンズを閉じて。
今はただ、雲の上の青い世界だけを見つめていたい。
私は、すごく依存しやすい生き物だからこそ、こうして強制的に「ひとり」になる時間を作らないと、いつか自分を見失ってしまう。


「……待っててね、沖縄」
心の中でそう呟いたとき、少しだけ、本当の私が息を吹き返したような気がしました。

続きは、南風の中で

那覇空港に降り立った瞬間に私を包み込む、あの湿り気を帯びた暖かい空気。
それを想像するだけで、今は少しだけ優しくなれる気がします。
ここから始まる、沖縄逃避行。


どんな景色に出会い、どんな「私」を見つけることになるのか。
この旅の続きは、また次の夜にお話ししますね。
……ねぇ、あなたは、私のいない夜をどう過ごしますか?

この記事を書いた人

Annex Manager